えりおのオンビョンな日常

平凡動画投稿者の不定期更新ブログ

六年六段だった人が考える「六段」という時期から考えるモチベ維持について

久々の更新です。

 

最近ブログのアクセス数がかなり増えてきたのでなにか有用な記事でも書けないかと思っていたんですが、最近ちょくちょく色んな人のIIDX配信に遊びに行くことが増えて、そこで思ったこと、考えたことがあったので雑にまとめて書いてみようかなと思います。

 

ちょうど去年くらいにサファリの記事を書いたのですが、今回は久々の「六年六段だった人が考えるシリーズ」(?)です。

 

前々から思っていた事なのですが、IIDXにおける「SP六段」というのは、人生でいうところの受験生、中学生みたいなそんな時期なんじゃないかなと思います。

 

別の人の配信を見ていると色んな方が色んな悩みや葛藤を抱えているようなところが見えて、自分がかなり長い間六段だった時の頃とすごく重なるところが多く共感しまくったため今回こんなわけわからん記事を書こうと思い至ったわけです。大した腕前ではない若輩者の記事ですが、「あーこんな人もいるんだ」くらいに考えていただければと思います。

 

 

・前提

この記事に書いてあることは絶対にこうです!というものではなく、全て個人的な感想であることをご留意ください。

 

 

 

1.地力的な話

 

SP六段がどれくらいの地力かというところです。

・だいたいの標準的な☆9(詐称、地雷などではない)がイージーノマゲ安定になってくる

・☆10のイージーノマゲに挑めるようになる(10下位~中位と人によっては皿などの個人差譜面、簡単なものならハードも)

 

級位の時に一度は触ったであろうノーマル譜面たちの上の難易度のハイパー譜面が押せるようになり、めちゃくちゃ楽しくなる時です。

☆10がどんどんクリアできて、ああうまくなったなぁと実感できる。

ビートマニア始まった!って感じ。

 

ここから本題。

個人的な見解なのですが、「ボーッとやっているだけで上達できる上限」っていうのがこの六段あたりなのではなかろうかと思います。(ここは人によっては十段くらいだったりしますが、私はまだ十段ではないのでなんとも言えません)

 

私自信、級位から六段まではそんなに沢山の曲を触った記憶はなく、知っている曲やよく話題になる曲を中心にやっていただけでしたが、そこから六段から七段に上がるのにすごく苦労しました。少なくとも級位の時のように好きな曲を雑にこなしているだけで上達はしなくなっており、しっかり地力を上げることを意識した練習を改めて考えることになりました。

 

2.七段とは

級位から六段まではわりとトントン拍子で上がれたけど、六段→七段はそれ以前の段位で感じたものとは少し違う、ちょっと「高い壁」を感じると思います。私はめっちゃ感じました。

IIDXをやっているとどこかしこで見たり聞いたりする「サファリ」という曲を射程に入れなければならなくなる。

この七段における「サファリ」はどこで話を聞いてもあらゆる意味で悪評が目立つ曲で、これが七段を「高い壁」と認識させる一因となっています。

 

3.八段とは

六段からの視点の八段は、もうサファリがどうしようもなくなってしまった人が七段を飛ばして挑戦する段位な気がします。ボスがギガではなくなってから飛び段する人が減った気がします。

 

 

4.メンタルやモチベ的な観点から見たSP六段

 

ここからが本題っぽい感じの内容です。

冒頭にも書きましたが、SP六段というのは中学三年生とか受験生みたいな所謂多感な時期的なものに近いかなと思ってます。

 

だいたい六段くらいの時から同じくらいの地力のライバルを設定して互いに切磋琢磨したり、まだ見ぬランプを求めて躍起になったりとモチベが高まる時期です。

めっちゃ練習して、ライバルより先に七段受かるぞ!とすごく楽しくなる。

 

ところが!

モチベが高くなりすぎるあまり、そこから「焦り」が生じてしまう人も少なくない。私は大いに焦ったしそれが良くなかったタイプの人でした。

 

今までの昇段とはひと味違う、上級者への第一歩、ひとつの大きな壁である「七段」の称号。なんとも特別感がある。

とくに苦労せずに七段受かったあなたはめっちゃうまいです。しかしそうでない人もいる。

「六段を脱したい」「七段という称号を手にしたい」という気持ちは誰でも持つものですが、それが空回りしてしまう。

 

その結果どうなるか。

まずよくあるのが、「七段を受けまくってしまう」、いわゆる段位粘着をしてしまう。

 

この記事ではあまり触れませんが、よく認識できないうちに同じ譜面を何度も連続でやるのは非常に危険です。(それが何故なのかは「音ゲー  癖」などでググっていただけるとわかります)

やればやるほど押せなくなっていき、「もしかして下手になっているのでは?」と勘違いしてしまう。

その結果モチベに響いてしまう。

 

二つ目が、「成果が出ないと焦る」。今でもたまにあります。七段を目指すことにおいてだけでなく、自分の実力がいかなるところにおいてもついて回る。

 

例えば「☆9と☆10を〇曲クリアしたら七段やってみよう!」とか具体的な数字を決めて目標にしたり。そこを目指して色んな曲に挑戦していく。

それ自体はすごくいい事でどんどん挑戦するべきなのですが、☆10をクリアレート高いほうから順番にやっていこう!となるともちろんフォルダの中に進めば進むほどやる曲も難しくなっていくので、クリアできないことも増える。

 

これも続いてしまうと「下手になったのでは?」と勘違いしてしまう要因になってしまったり、シンプルに曲がクリアできないと悲しい気持ちになってしまうので焦りの原因となる。私はなった。今もなる。

この、〇曲クリアしようの〇の部分はあくまでも個人が目標として決めてる部分なので、これだけこなしたら絶対うまくなれる!っていう何か根拠のあるものではなくあくまでも目安的なものなので、それができない、もしくはこなしてもあんまり成長してる感じがしなくても特に焦る必要はないですが、やっぱり「頑張ったのになー」と思ってしまうところ、あると思います。

 

「そのうちできるやろ」「またうまくなってから再挑戦しよ」とスパッと気持ちを切り替えられるのが理想ですが、あまりにもクリアできないのが続くとそんなん綺麗事やろ、苦手から逃げんなと自分を追い込んだりとしか思えなくなったりする。つらい。

 

そして三つ目。

ライバルの成果や成長が気になりすぎてしまう。

私は大いになったし今でもよく感じるのでライバルの設定をしなくなりました。ライバルというよりも、ライバルはライバルというよりも、一緒に同じゲームを遊ぶ友達っていうくらいの認識が私にはちょうど良かったです。というか遊びの上で成り立つライバルはこれくらいであるべきな気がします。別に負けたら命を落とすとかそんなではないですからね。さじ加減の問題。

 

ライバルを設定して互いに切磋琢磨して高めあって...というのはすごくいい事ですし、さらなるモチベの源になるものなのですが、全ての人がそうではない。

 

ライバルが自分のできない曲をどんどんクリアしていく。最初はすぐ抜き返してやると思っていても、焦りすぎてその曲に癖をつけたりしてしまい追いつけなくなり、どんどん突き放されていき、最終的には段位すら離され...という結果になるともう相当悲しい。

そこから「ちくしょう負けねえぞ!」となるのが本来のライバル関係の理想的な姿なのですが、先程同様にこれも全ての人がそうではない。

そういった時にどう思うかというのは正直その人の性格次第ですが、私はダメなほうでした。

 

「俺も頑張ってるのにどうしてどんどん離されるんだろう」

「もしかして私は特別下手なのでは?才能がないのでは?」

と次から次へと邪な感情が芽生えてきて、ダークサイドに堕ちてしまう。

今まで級位から六段に上がってきた時には感じたことのない劣等感を感じる。

これってライバルの人が自分よりも効率的で上手な練習をしていたりとか、あとはやっぱり個人差があったりとか色々要因はあるので仕方ないといえば仕方ない。

 

そういった「今までに感じたことのなかった劣等感」を最初に大きく感じることになるであろう地点が、この「SP六段」というところなのではないかなと思います。

七段という最初の壁を一度越えたり昇段を何度かするとそれ以上のでかい壁がまた次から次へとどんどんやってくることがわかるので、「あぁもう気にしても仕方なえな」と開き直れるのですが...

 

でも結局八つ当たりして不調をライバルのせいにしたり、「できないからやーめた!w」みたいなことを嬉々として語っても大した反応もされずにただ悲しくなるだけで上達するわけではないので、そこはもう自分の力でなんとかするしかない。最大の敵はライバルではなくやっぱり自分自身。

 

 

5.自分よりうまい人からのアドバイスの捉え方と、こっちからアドバイスする時

 

私自信が最近六段の方の配信に遊びにいったりすると、コメント欄でよく見るのはやはりサファリの話題と、同じくらいよく見るのが「ランダム使え(もうちょい言葉は柔らかいですがおおよそそれ系)」というコメント。

 

前に別の記事でも触れたんですがランダム使い始めって本当に修行です。

見たことない配置の同時押しがどんどん来るし変なとこにトリルが来るし、同じところにごちゃごちゃ見づらいのが降ってきたりする。

 

すっごい練習になるし今後必要になるのでランダムはどんどん使うべきなんですけど、やっぱり今までクリア出来てた曲がランダム使うとわけわからん無理〜ってなったりすること使い始めのうちは非常によくある。

ランダムを使う練習はかなり有用なのは間違いないですが、手早く成長を実感できる魔法ではなく最初のほうはどうしてもパッと見でただ譜面が押しにくくなるだけのオプションってイメージがどうしてもこびりついてしまう。

 

ですが、「ランダム使え」って口酸っぱくして言ってる人たちって、それらのことを全てしっかり理解した上で「修行だけど、きついかもしれんけどそれでもやっぱりやる価値あるよ」という意味合いで「ランダム使え」って言ってくれてるんですよね。親切で言っている。

 

ただ、やっぱランダム使い始めだとそんな意図とかわかんないと思うんですよね。

できる人の目線でなんか言われてるだけとしか思えないかも...。

 

その結果、配信のコメントやリアルのアドバイスでも「ランダム使おう」みたいな意見がどんどん気になるようになり、「どいつもこいつもランダムランダムうっせえな」って気持ちにさせてしまうかもしれない。

受験生が親や先生に頭ごなしに勉強しろって言われてる気持ちに近いんじゃないかなと思います。その結果モチベなくしてビートマニアやらなくなったりとかしてしまうとすごくつらい。

 

そういうのが苦痛だな〜みたいなことを言ってる人がいると、「苦痛ならやるな」とか「楽しむのが第一やぞ」って意見も出てくると思いますしそれは至極ごもっともなんですが、上達するためには時として何かを積み上げる修行は大切ですしそれをどう感じるかはその人次第なので難しいところ。

意見を言うなってわけではなく、こう、うまく空気読んで適宜気の利いた声かけをしてあげたい気持ちが大きいです。

 

 

・言われる側の人

そういった上手い人たちからの意見は丸々全部受け取るのではなくうまいこと自分に合ってそうなものを取捨選択して練習に取り入れるとかで全然OKと思います。

なんかたまにいるじゃないですか、知識マウント取りたくて昔の作品(〜〇Styleあたり)のめっちゃ癖ある譜面とかソフランとか投げてくる人。そういうのは雑に相槌だけ打って丸無視でいいです。来るべき時が来たら挑戦するくらいでいい。出来なくても深く気にしない。

 

・アドバイス言う人

その人のさじ加減次第ですが、私が意識しているのはあんましサファリの話はしない、ランダムランダム言わないってことです。(たまには流れで書いたりしますがしつこく書かない感じ)

あとクソムズ曲(露骨な初見殺し譜面など)リクエストしないとか。

練習になる曲とかは他の人が言うだろうから(丸投げ)、私は楽しい譜面とか自分が好きな曲とかを教えたりとかしてます。

にじさんじのエリコニさんのマシュマロにダーティ投げてた人がいましたが、あれって相手がライバーという立ち位置だからこそ面白くてOKですがリアルの友達とかにやったらアカンですよ。

やしきずさんも言ってたじゃないですか、「音ゲーマーの悪いところ出たな」って。

 

 

6.まとめ

六段→七段を目指す人へ

 

・段位はやりすぎない

これ本当に大事です。

サファリの一番の対策は対策をしないことです。

 

・あんまり気負わないこと

それでも長くやってると気負わなければならないことはどうしてもあるのでそこはもう耐えるしかない。焦るのはわかる。それでも自分との戦い。七段受かってもこれはなくならないです。このゲームやってる限り永遠にあります。

 

・ライバルの設定は苦痛ならしない

・全てのアドバイスを鵜呑みにしなくていい

・七段は決して越えられない壁ではないです。今は練習になる曲がいっぱいあります。

 

アドバイスしてあげる側の人へ

・あんまり余計なことは言い過ぎない(広義)

・挑戦してる人の気持ちを少し考えよう

 

7.おわりに

超長い記事をここまで読んでいただきありがとうございました。

今回は喩えとして自分の経験談をもとに六段→七段の期間を例として取り上げましたが、ぶっちゃけこのゲームを続けてる限りはこの手の悩みは段位とか腕前関係なく永遠についてまわると思うので、結局最終的には自分との戦い、自己満に帰結するものだと思います。

 

私はクソザコメンタル故に以上だらだら書いてきたことを気にしまくった結果すごく焦ったし悲しかったので、これで少しでも辛い思いをする人が減ってくれたら嬉しいです。

エラソーなことをつらつら書きましたが、正直なところほぼ全てが自分に突き刺さるブーメラン的な所でもあるので、今後も続くであろう自分との戦いに、より一層心して臨みたいものです。

 

それではここまでありがとうございました!