Twitterのほうですこし話題になっていたので、「個人的なサファリに対する見解と攻略法」っぽいものを備忘録的に書いていこうと思います。
深く考えずに「こう考える人もいんのか〜」くらいの気持ちで読んでいただければと思います。
前提
・長い記事です。お暇な方向けです。あと文が下手なので読みにくいと思います。
・この記事を書いている人はSP八段(家庭用の簡単めな九段にギリギリ受かるくらい)です。
SP六段を六年くらい※経験して感じたあれこれなどを書きます。
※六年間、と書いていますが空白期間や他の機種に浮気していた期間を含めた年数のため実際にアクティブにプレイしていた時期は2年くらいです(それでも長い)
・中の人は非常にサファリに苦しめられたため、サファリをかなり過大評価して書いてしまっています。こいつすっごい苦戦したんだろうなっていうのが伝われば幸いです。
・これは私個人の意見なのでたぶん人それぞれ色々と違うと思います。
1.段位認定におけるTHE SAFARI(SPH)とは?
段位認定が初めて実装されてから今までずっとSP七段ボスに君臨している曲。非常に難易度が高く多くの六段挑戦者がこの曲にガオーさせられており、多くのプレイヤーにトラウマを植え付け続けている曲。
この曲がこえられなくて先に八段に受かってしまう人もいるほど。そういった方を「サファリ難民」と呼んだりしますね。(私は八段も無理だったので難民とは違いますね)
2.なぜ難しいのか?
七級から六段まで成長してくる過程で、まず触れることがないであろう非常に独特な配置をしていることがこの譜面の特徴だと思います。
☆10までの正規譜面は、白鍵と黒鍵の隣接配置はほとんど見かけることはないのですが、
サファリの正規はこの隣接配置が非常に多く取り入れられています。
隣接配置に耐性がないと、下手をするとどう押すかさっぱりわからず認識もできず…という悲惨なことになってしまいます。
そして特筆すべきは
通称テレテレテッテと呼ばれる極悪隣接(67)トリル
これこそが、サファリの最大の難所となっており、ここが押せず癖をつけてしまい永遠に七段に合格できなくなってしまう可能性のある魔の譜面です。
ここまでの譜面(標準的な☆9、☆10)ってなんだかんだ、視野の広さでなんとか認識して拾えるような譜面なのですが、このテレテレテッテにはただでさえ押しにくい67トリル中にも他のところを押させるような(トリル抜けにある認識しにくい縦連など)難解な配置をしています。今までしていた認識が通用しにくくなる。
さらに微ズレ、極悪な縦連などが加わり非常に押しにくい難関譜面となり、多くの挑戦者を落としまくっているというわけです。
この曲独特の対策を強いられる、七段の大きな壁というわけですね。
3.一般的な攻略法は?
この曲の攻略法は多くの方が考察しており、数多くの攻略法が存在します。
検索すれば無数に攻略法が出てくる、攻略法が出尽くしている曲です。
有名なところだと駄文式餡蜜(ダメージを最小限にとどめつつ、比較的覚えやすくまとめられた完成度の高い餡蜜)、皿捨て、テレテレテッテ中の4捨てなど様々。
どの方法も効率的に使えればわりとあっさりサファリを攻略できてしまうことでしょう。
ちゃんと使えれば。
4.実際に六段の人が攻略法を実行するとどうなるか?
ここからは経験談になります。
しっかり譜面が認識できてない状態で餡蜜しようとするとどうなってしまうのか!その答えは簡単だ!
六段の挑戦段階だと高度な餡蜜を正確に実行することはほぼ不可能
だと思います。
私は☆10が50曲くらいイージーランプがついた段階で七段に挑戦するようになりましたが、この段階ではさっぱりテレテレテッテが見えず即死していました。
そんな中でニコニコ動画で攻略動画を発見し、実用例の動画を見た時はその完成度の高さに感動しました。
解説がとてもわかりやすく、「これさえできればサファリ抜けれるじゃん!」とワクワクした記憶があり、動画を保存してずっとその餡蜜を練習しました。(家庭用は持っていなかったため、手の動かし方を練習した)
練習した結果サファリに取り返しのつかない癖がつきました。
その時は、「譜面は全く見えてないけどとりあえずここは動画通りに押す」みたいなことをやっていたと思うんですが、
そもそも餡蜜って「この譜面はこうなっているから、こことここを同時に押してごまかそう」みたいな、ある程度「その餡蜜をすることによってどのような効果を得られるか」を理解した上でゲージを減らさないようにやるものです。
その餡蜜にどんな効果があって、どこをごまかして押しているのかすらわかっていない状況で適当に餡蜜っぽい押し方をしたところでそれが綺麗にハマるわけがないのです。
それはつまりもう、見当違いなところを押してゲージを自ら減らしてしまっていることと同義です。
そして、譜面が全く見えておらず出来もしない状態で間違った押し方の練習をしてしまうと何がどう押せてないのかもわからないまんま癖がつきます。
でもそれって無理に餡蜜しようとしたからダメだったんじゃないの?ちゃんとガチ押しで挑戦してれば大丈夫じゃない?と思う方もいらっしゃるかと思われますが、それがサファリに潜む大きな罠であり呪いです。
前述したようにこの曲は他の曲にあまり見られない非常に独特でかつ汚い配置をしており押しにくく、六段の段階でしっかり全部を認識して押すことはほぼ不可能だと思います。
要求される技術が多く、自分がどこを押せてないのかも自分で気がつくのは難しいかも……
しかし、それをろくに認識できないうちから粘着してしまうと、
体が間違った押し方を覚えてしまい、やればやるほどできなくなっていくという悪循環をもたらしてしまいます。脳が譜面の認識をサボるようになり、体だけが間違った押し方を実行してしまう、これこそが音ゲーにおける「癖」です。
こうなってしまったらもうオワオワリです。
私はこうなってしまったので長い六段生活を送ることになってしまったわけです。
5.そこからどうやってサファリを攻略したのか?
大してできないうちから付け焼刃の対策を施したところで逆効果だと悟った私は下手に餡蜜しようとしても無意味だと気がつくのが結構後になってからでした。
それならもう「押せるようになるしかない」。地力上げだ!(至極当然)
☆10フォルダをクリアレート順に埋めていろんな譜面を触ることを始めました。
(前からもやってはいましたが中途半端だった)
それからしばらくの間はとにかく未プレイ曲だけをやっていたので、たまに4曲遊べなかったりしたこともありましたが、☆10が半分くらいイージーで埋まったあたりで七段に再挑戦してみました。2ヶ月くらい開けたと思います。
しかしサファリの前半で死亡!!
もうどうしようもない癖がついてすっかり呪われてしまっていました。
というか、自分の中でサファリはもう「越えられないもの」という認識になってしまっており、挑む前から気持ちで負けていたような気がします。
なんか、あの配置を見ると指が固まるんですよ(伝われ)
☆10はもう半分くらいイージーランプがついていて、これだけ☆10ができればサファリを抜けれる地力自体はおそらく備わっていたはず。
現に、CSのサファリのない七段にはちらほら合格できるようになっていて(DJT、HS、GOLDなど)、相応の地力はついている……と思いたい。
しかしサファリは一向に見えるようになる気配がない。
さてどうしたものか…と考え一から色々おさらいをした。
サファリは非常に汚い譜面をしている(これまで触ってきた譜面ではほとんど見なかったであろう非常に癖のある独特な譜面)
ということを一から考え直してみた時に「じゃあ汚い譜面の練習をすればマシになるんじゃないか?」と考えました。
サファリを触らずして汚い譜面を練習する方法はずばり「ランダムの使用」でした。
ランダムを使えば正規譜面がいくらきれいな譜面だったとしても隣接配置が増えたり、変な場所にトリルが降ってきたりと、今までにない押しにくい譜面に挑戦することができるようになる。
ただ、ランダムの使い始めは正直かなりの修行です。
今までさっぱり汚い譜面を触ったことがないため、いきなりたくさん隣接配置が降ってきてもさっぱり押し方がわからない。今までにしたことのない押し方をしなければいけない。全く譜面が見えない。今まで余裕でクリアできていたはずの曲がさっぱりできなくなる。
クリアができないのでどんどんモチベが下がってしまうわけです。
高段位の方にはよく「六段くらいの人がなぜランダムを使わないのかわからない」という方もいらっしゃるんですけど、多分私が思うにそのあたりが起因しているんではないかなと思います。
私自身、今ではランダムを使った練習の有用性とその効果が理解できるようになりつつあるのですが、人によっては「ただ譜面を難しくするだけのオプション」って認識だったりもするかもしれない?
その難しい譜面を練習することに意味がある、ということに気がつくことさえ出来ればいいんですが、謎の食わず嫌いが働いて抵抗がある方、いらっしゃるかもしれません。(それが私でした)
なのでランダムの使用は、できる範囲の曲でモチベを落とさない程度にやることにしました。
そんな紆余曲折があり、(このあたりのクソみたいな葛藤は別の記事に書いてます)調子がいいと感じた日に七段に挑戦してみたところ、六年間の呪縛から少しだけ解放され合格することができました。残ったゲージは6パーセントくらいだったと思います。
6.えりお式サファリ攻略法
前置きが非常に長くなってしまいましたが以上の経験談を踏まえて、六年間もサファリに足止めされていた男の考えるサファリ攻略法を書き記していこうと思います。
サファリの攻略法はずばり
・下手に対策をしようとしないこと。上から殴り倒す!
・できる範囲で☆10のハードに挑戦する!
この二つです。
何を今更みたいな攻略法かもしれませんが……
できもしないうちに下手に餡蜜に手を出そうとするとドツボにハマることになってしまいます。
もちろん中には餡蜜が超うまくて解説動画通りにきっちりできてしまう方もいるかと思いますが、私はそうではありませんでした。
駄文式餡蜜はご本人の実用例の動画をご視聴いただければわかるように、完璧に使いこなすことが出来れば開幕4%からでもサファリを突破できてしまうことができる非常に完成度が高い攻略法ですが、あれはあくまでも「すごくうまい人が考案した餡蜜」です。七段挑戦段階であれを正確に実行するのは困難極まりないと思います。餡蜜を意識しすぎて癖をつけてしまっては万六コースまっしぐらになってしまいます。(私はなりました)
なので、何を今更と思われるかもしれませんが☆9、☆10のフォルダ巡回で地力上げをすることが恐らく一番確実な攻略法です。☆10がある程度クリアできるようになったら、次は少し汚い譜面を練習する。ランダムは☆11上位~☆12に挑戦する上で今後ずっと使い続けることになると思うので、早いうちに触っておくに越したことはないと思います。(中の人は現段階では常備までとはいきませんがCSを触る時にハード済みの曲をやる時はスコア狙いの時などは極力使うように意識しています)
最初はこの上ない苦行に感じますが、ここが大きな分岐点になると思います。もっと早くランダムに慣れる練習をしていれば六年も六段で止まることはなかったんじゃないかなと少し後悔しているところでもあります。
2つ目の項目ですが、これは「緊張感のある状態で挑戦する」練習なので、そこまで積極的にやらなくてもいい(なんならやる必要ない?)かもしれませんが、私には効果絶大でした。
☆10ハードに挑戦の項目に関しては「できる範囲で」「死に過ぎない程度」に挑戦するのがいいと思います。
ハード挑戦はイージーやノマゲと違った緊張感があり、普段より集中力が増してしっかり押す練習ができるように感じます。
段位で落ちすぎると、落ちることに対してもとくに何も思わなくなってしまい、「死に癖」(負け癖)がついてしまいます。どんなにゲージが減っても必死に喰らいつく練習は、段位認定において気持ち的な変化をもたらしてくれるのではないかなと思います。
あとは粘着しすぎないこと(非常に重要)
サファリの正規譜面の練習をしないこと(やるならランダムで)
ライズン穴を乱で回すとサファリっぽい譜面を練習できる!(当時の自分に教えてあげたい)
今は鏡段位もありますし、サファリもそこまで圧倒的な壁ではないはず。
以上、長ったらしくだらだらと語りましたが、六年間六段だった男が六年の間感じたあれこれと経験談でした。
多くの反響があり、何度も加筆修正しております。
ここまで読んでくださった方はありがとうございました。
何かの間違いでどなたかの参考になったら嬉しく思います。
20.1.21追記
Twitterのほうで謎にバズったため少し修正しました。